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リスクリワードレシオという言葉に代表されるように、
トレーダーは常に、
リスクとリワードを天秤にかけながら、
ポジション操作を行っています。
リスクに見合うだけのリターンを得られるか。
極論、見ているのはそこだけです。
しかし僕は、
そういったリスク勘定こそが最大のリスクだと考えています。
なので基本的に、
リスクを取るか取らないかで迷うことはありません。
迷ったら、リスクを取りにいく。
それが基本姿勢です。
これは相場の世界に限らず、
リスクは様々な形で至る所に散らばっていて、
人々は四六時中、
何らかのリスクと隣り合わせに生きています。
タバコを吸えば健康を喪うかもしれませんし、
歩道を歩けば、
車の排気ガスに汚染されているかもしれませんし、
或いは突然車が突っ込んでくるかもしれません。
電車に乗れば脱線するかもしれないし、
船に乗れば沈没するかもしれないし、
飛行機に乗っても墜落するかもしれません。
或いは何か食べ物を口に含めば、
食中毒になるかもしれません。
人々は常に、かもしれない世界で生きています。
リスクのない場所なんて無いようです。
大なり小なり、
人は何らかのリスクを背負い、リスクと共に生きています。
交通事故に遭遇することも、
食中毒に遭遇することも、
あるいは重病を患ってしまうことも、
全て確率の問題でしかありません。
人は飛行機に乗ると墜落しないか心配になりますが、
乗っている時間と死亡率の相関をみてみれば、
飛行機よりも車のほうが圧倒的にハイリスクなはずです。
ローリスクな飛行機に乗るときは心配して、
ハイリスクな自動車には平気で乗れるというのも奇妙な話です。
結局それは、
リスクリワードが全く見えていないということになります。
飛行機が墜落すれば大々的に取沙汰される一方で、
地球のどこかで毎秒毎秒、車の衝突事故が起きています。
こんなふうに、
ローリスクを過小評価し、
ハイリスクを過大評価し、
実際の行動が逆転してしまっている現象は、
大衆心理のいたるところに見受けられます。
世間は多くの場合、
そのリスクリワードが適切だとして、
平然とハイリスクローリターンの行動をとっています。
大衆のリスクリワード判断を狂わせるように、
社会がそう洗脳し続けてきた結果です。
ここで改めて、
リスクの本質について考えてみると、
それはどうも命と直結しているようです。
事故に遭うことも、
病気を患うことも、
会社が倒産することも、
トレードでお金を失うことも、
全て、寿命を縮めることに直結しています。
金融ショックで自殺するトレーダーも数多くいます。
同じく事故も、病気も、即、死を招きます。
多くの人間がリスクを避けたがる理由は単純で、
死を避けたいからです。
死にたくないという欲求はもう、
本能レベルで刷り込まれている欲求なので、
殆ど抗いようのない心理なのかもしれません。
ここでトレードの世界について考えてみると、
リスクは、お金を失うことを意味して、
リターンは、お金を得ることを意味しますが・・・
リスクという概念が命と直結していて、
リスクを回避しようとする行動が、
死を避けたい本能的欲求に起因しているのだとすると、
資本主義社会ではお金が資本のようでいて、
真の資本は命そのものであることに気付かされます。
お金あっての健康な身体ではなくて、
健康な身体あってのお金ともいえます。
どれだけお金を得たところで、
そこに健康な肉体がなければ、
人生の楽しみの多くを喪ってしまいます。
ですから、
大多数の人間はリスクを取にいこうとせず、
基本的にリスクオフの姿勢を貫いています。
僕は逆に、
リスクオフの姿勢こそが究極のリスクだと考えているので、
常にリスクオンの姿勢を貫いています。
そうでなければ、
少数派に属すことはできないからです。
最大のリスクはどう考えても、
リスクオフの中にこそ潜んでいます。
リスクオフはイコール、
大衆と群れ、大衆を生きることを意味します。
リスクを避けることが、リスク。
リスクをとらないことが、リスク。
リスクを嫌うことが、リスク。
僕はリスクをそう捉えているので、
リスクを好み、自らリスクを取りにいっています。
これは別にトレードに限らず、
人生の全ての局面において、リスクオンの状態です。
理由は単純で、
そのほうが人生が何倍にも楽しくなるからです。
リスクのあるところに学びがあり、
リスクのあるところに成長があり、
リスクのあるところに喜びがあり、
リスクのあるところに感動があり・・・・
僕にとって、それら全てが人生のリターンです。
そんな最高のリターンを得られるのなら、
いちいちリスクを天秤にかけるまでもありません。
迷ったら、リスクオンですが、
迷うまでもなく、リスクオンです。
逆にいえば・・・・
リスクのないところには、
本当の喜びも、成長も、興奮も、感動も、
何もありませんし、
そんな人生は送りたくありません。
リスクをとるということは、
命を危険に晒すということですが、
リスクをとりにいくことこそが、
本当の意味で、
命を大切にすることなのだと、今ではそう確信しています。
だから僕は、
やらなかった後悔よりも、やって後悔することを選びます。
死ぬ瞬間、やらなかったことを後悔したくないからです。
リスクを避けたことを、後悔したくないからです。
リスクオンの動きと、リスクオフの動き。
それらの大衆心理はチャートにも如実に現れているようです。
今日も最後までお付き合いくださり、本当にありがとうございます!!
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