応援のほどよろしくお願いいたします!!!
今日の記事をお読みいただくと、
EAにトレードを任せたほうがいいトレーダーと、
絶対にEAを使うべきではないトレーダーの違いが明確になります。
いまEAを使われているトレーダーさんも、
これまで1度もEAを使ったことがないトレーダーさんも、
御参考いただければ幸いです。
それにしても最近の自動車業界、
運転支援技術の革新はほんと目覚ましいものがありますよね。
段階で言うと、運転支援レベル0~5までありますけれど、
レベル0はいわゆる昭和までの概念ですかね。
0~100まで全てをドライバーが操作しなければならない段階です。
レベル5は、エリア制限もなく全てのエリアで、
0~100までを全てコンピューターに任せてしまえる段階。
技術的には既に余裕でレベル5も実現可能な段階にきてますけれど、
各国の法規制によってGOサイン待ちといったところでしょうか。
正式にはレベル0~5まで分かれていて、
レベル3以上が自動運転という位置付けのようですが、
ちょっと解り難いので、
僕は勝手に4つのステージに分けて考えています。
ステージ1は、レッグフリー。
高速道路でアクセルを踏み続ける必要がなくなったり、
信号待ちでブレーキを踏み続ける必要がなくなったり。
技術的には最も単純で、簡単にクリアできたんじゃないかと。
ステージ2は、ハンドフリー。
アクセルの加減速と連動して、ハンドル操作までやってくれます。
コーナリングの速度調整では絶妙なアクセルワークが求められますし、
車線認識もリアルタイムに解析処理し続けなければなりません。
これはステージ1に比べると一気に難易度が上がります。
ステージ3は、アイフリー。
この段階までくると、
ドライバーは前方を見ておく必要すら無くなるので、
座席を後ろに向けて、移動中も会議できたり。
事実上、これが完全自動運転と呼べるステージですね。
人間が普段、肉眼で行っている処理の全てをAIに任せるので、
尋常じゃない画像処理能力が求められます。
本来はステージ3が最終段階ですが、
僕はその上に隠れステージ4があるんじゃないかなと勝手に思ってます。
僕の考えるステージ4は、ストレスフリーです。
たしかにステージ3では、
ドライバーは前を見ることなく同乗者と会議もできます。
しかし果たして、会議に集中できるでしょうか?
僕だったら、前方視界のほうが気になって集中できません。
「事故は起きないか?」という不安が常に付き纏います。
こういった不安すら微塵も感じさせないステージ、
つまり完全なるストレスフリーな自動運転が、ステージ4です。
仮にステージ3(アイフリー)が解禁されたとしても、
僕だったらきっと、
コンピューターに任せられず、結局、肉眼は拘束されています。
多分、しっかりハンドルも握ってます・・・。
なので、アイフリーといいながらハンドフリーにすら至っていません。
真にアイフリーに至るには、
やはりステージ4のレベルまで到達する必要があるんじゃないかなと。
そうなる未来も決して遠くはないでしょうが、
なんせ今は未だあまりにも歴史が浅いですし、
実際のリアルな道路状況には不確定要素が多すぎます。
それに、どれだけ高性能なコンピューターも、
フリーズしたり、バグったりしますよね?
ゲームソフトにしたって、必ずバグが見つかります。
バグというのは、バグの性質上、後から見つかるものです。
ユーザーの多面的なチェックが入って、
修正を重ねながら、バグゼロへ持っていく感じですね。
しかしどこまでいっても、バグは必ず存在します。
ではステージ4のレベルに到達したとして、
時速100キロ走行中に後ろを見ていられるでしょうか?
1秒でもフリーズすれば、
あるいは1秒でもバグが生じれば、ほぼ確実に死にます。
それってあまりにもギャンブルですよね。
AIをどれだけ信頼できたとしても、僕は信頼しません。
きっといつの時代になっても、
ハンドルをしっかり握りしめているタイプです。
石橋を叩いて渡る人とか、
叩くだけ叩いて渡らない人とか、
いろんな人がいると思いますけれど・・・・
僕は石橋を見向きもしないタイプです。
見向きもしないので、叩きもしません。
泳いで渡るか、船に乗るか、鉄橋を探すかです。
要するに、
石橋を渡っている最中の「ストレス」と無縁でありたいんです。
そして何より、石橋を叩いている時間が勿体ないですし。
1秒フリーズが絶対ないと言い切れない以上、
やはり運転は自分でしたい派です。
相場に絶対はないっていうのと同じです。
フリーズしないにしても、
人的な不確定要素も必ず生じるはずです。
想定外の動きするドライバーって必ずいますよね?
チャック合流でチャックルール無視するアホとか・・・・
合流地点で「割り込む・割り込ませない」バトルしてる車とか・・・・・
いざこういう状況に遭遇したとき、
AIはどういうアクセル操作、ハンドル操作をするのでしょうか?
状況によっては平気でガリガリいっちゃいそうですし・・・・
こういった不確定要素が絶えず流動しているという点では、
やはり相場も全く同じですよね。
ただ一方で、高齢ドライバーの事故率は圧倒的に高まります。
ブレーキと間違えてアクセルべた踏みしたり。
動体視力も、反射神経も、年齢と共にどうしても鈍っていきます。
こうなってくると、
逆に完全自動運転に任せたほうが事故率は下がるかもしれません。
コンピューターの誤作動による事故を踏まえても尚、
コンピューターに軍配が上がるはずです。
コンピューターの事故率と、
人間の事故率がクロスするポイントがあるってことですね。
ただ、コンピューターの事故率は、
コンピューターの進化に伴い激減していくでしょうから、
いずれは、全ての人間がコンピューターに任せるべき時代が訪れます。
とはいえいつの時代にも、
運転をAIに任せたほうがいいドライバーと、
自分で運転したほうがいいドライバーの両方が存在します。
運転が好きだから自分で運転したい!!!
とか、そういう話ではなくて、単純に事故率の問題です。
ここからようやくトレードの話になるんですが、
トレーダーは裁量トレーダーとEAトレーダーに大別されますが、
後者がEAを使う理由はなんでしょうか?
自動売買をやる理由。
それは大方・・・・・
トレードする時間がないから。
楽できるから。
不労所得だから。
自分よりEAのほうがトレード上手いから。
みたいな理由ではないでしょうか?
そういった理由でEAを使うトレーダーは、
まず間違いなく、EAでは勝てません。
時間がないからEAやるとか論外すぎます・・・・。
根本的にEAの位置付けを誤解されているトレーダーがほんと多いです。
EAは所詮、プログラムに過ぎません。
言語化して記述できるということは、
それだけ単純な繰り返し作業に過ぎないということです。
こういった、
いわゆるルーチンワークには思考が介入しません。
考える必要がないってやつです。
なので今、
かつて人間がやっていたあらゆるルーチンワークは、
どんどんロボットが取って代わってやっていますし、
生産工場における人間の数は激減し続けています。
ロボットのほうが早いですし、
正確ですし、
愚痴も言わないですし、
サボらないですし、
もはや人間をわざわざ雇う理由が無くなります。
思考が介入しないというのは、
言い換えれば誰でもできてしまうということです。
考えることを放棄すれば、それだけ時給は安くなります。
話を戻すと、
EAを使う理由は、わざわざ自分でやる必要がないからです。
ルーチンワークは、ロボットに任せておいて、
その浮いた時間、自分は別の何かに集中できます。
浮いた時間で別のトレードをやってもいいですし、
トレード以外のことをやってもいいですし。
どちらにしても、
自分の頭・手・足・精神をより有意義なものに使うために、
ルーチンワークを自動化させるというのが、本来の流れです。
逆にいえば、自分で裁量トレードしても勝てるということです。
というか、
裁量トレードのほうが間違いなくパフォーマンスが上がります。
言語化することで多少パフォーマンスが下がったとしても、
それでも尚、「時間」の価値に勝るものはないということです。
美味しいパンを作ってバカ売れする。
売れすぎて手が足りなくなる。
ロボットにパンを捏ねさせて、生産効率を上げる。
味は落ちるけれど、その分、パンも安くできる。
みたいな話をトレードに置き換えると、
裁量トレードで勝ち続けられるようになる。
モニターに貼り付いている間、身体は拘束され続け、
精神も削られ、肉体労働と変わらないことに気付く。
自動化できるものはどんどん自動化し、フリータイムを増やしていく。
ステージ4とは言えないまでも、
限りなく完全自動売買に近いステージ3の段階に達する。
というのが本来踏むべき正しい順序です。
ところが世のEAトレーダーをみていると・・・・
勝てるEAを血眼になって探し求めて、
ステージ1~3を飛び越えて、
いきなりステージ4に入ろうとしているような・・・・
そんな風にしか見えないんですよね。
美味しいパンを自分で焼けない人が、
美味しいパン焼きロボットなんて作れないですし、
また、そういうロボットの目利きもできないでしょうって話です。
「なんでも鑑定団」ってありますよね。
目利きできない人が骨董品に手出しちゃアカンでしょって話。
どんどん話が脱線してしまいますが・・・・
裁量トレードする時間がないからEAやります!!!!
っていう甘さがどれだけ論外なことか・・・・・。
これって結局、
「任せる」と「頼る」の違いかもしれません。
EAで勝てる人は、
EAに任せてるだけなので、
裁量やっても勝てる人です。
EAに頼ってる人は、
EAに頼ってるだけなので、
裁量では勿論勝てませんし、EAでも勝てません。
人に仕事を任せるのと、
人に仕事を頼るのって、同じようで違います。
任せる場合、
本当は自分でできる仕事を、あえて人に任せています。
たとえば部下の成長のために、
上司があえて重大なプロジェクトを任せたり。
プロジェクトが失敗に終わっても、
上司が部下を責めるということはありません。
その部下に任せた上司の責任だからです。
頼る場合、
自分にできない仕事だからこそ、できる人に頼みます。
このとき、自分には出せない成果を、相手に期待します。
期待値以上の成果品が出てくると喜び、
逆に期待値以下であれば、相手を責めます。
こんな感じで、
EAに取引を任せているトレーダーと、
EAに取引を頼っているトレーダーがいるということです。
どちらが勝者でどちらが敗者か、いうまでもないですよね?
高値がつく骨董品を選んだり、
優れたロボットを選んだり、
優れたEAを選ぶのって、結局その目利きには裁量が求められます。
EA選びに裁量が必要になるということは、
EAトレーダーも裁量トレーダーと何ら変わりありません。
やってるのは裁量です。
自動運転に身を任せて、死亡事故にあったとします。
このとき死んだドライバーはあの世で、
なんて頼れないAIなんだ!!!
AIに任せるんじゃなかった・・・・・
と他責的に後悔しているかもしれませんし、
次に生まれることがあれば、ハンドルはしっかり握っておこう。
と自責的に後悔しているかもしれません。
これもまた、
どちらが勝者でどちらが敗者か、言うまでもありません。
少なくとも僕の周りにいる億トレーダーで、
他責でのし上がってきたプレイヤーは1人もいません。
みな、自責に自責を重ね、努力し続けてきたプレイヤーばかりです。
他責は簡単ですけれど、自責は苦しいですよね。
自分の間違いを自分で認めなければならないんですから。
しかしその克服を繰り返すと、事故率はどんどん低下していきます。
そして、自責で頑張ったほうが遥かに儲かります。
一方で他責する癖がつくと、
いつまで経っても他責したくなる場面に遭遇します。
そういうプレイヤーは永遠に「億」とは無縁です。
てことで、
裁量トレーダーとEAトレーダーという区分がそもそも間違いで、
EAトレーダーこそ、紛れもない裁量トレーダーです。
「楽して稼ぎたい」トレーダーに利益を与えてくれるほど、
相場は優しいものではありません。
EAをやるということは、裁量をやるということです。
EAに任せようとしているのか、EAに頼ろうとしているのか。
EAに何を求めるかによって、トレーダーの運命は決まるのだと、
僕はいつもそう考えながら、自分で作ったEAに全てを任せています。
そう決めたのもまた、自分です。
今日も最後までお付き合いくださり、本当にありがとうございます!!
この記事が面白いと感じていただけた方は、
下記の投票ボタンをポチっと応援してもらえると嬉しいです!!
この記事へのコメントはありません。