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メシウマという言葉はよくご存知だと思います。
「他人の不幸は蜜の味」の現代版ですね。
皆さん美味しくご飯を食べたいようで・・・・
YouTubeでもメシウマ系の動画は再生回数が伸びます。
FX関連も然り、
大ロット抱えて爆死する動画とか、
強制ロスカット喰らって秒速で破産する動画とか。
当の本人は髪の毛かきむしって絶叫してますけれど、
見てる側は面白いっていうね・・・・・。
人はみな大なり小なり、悪魔を抱えているんでしょうか?
面白いネタとして扱えるのは、他人事だからこそ。
他人の不幸を喜ぶことぐらいしか、娯楽がない。
そんな世の中が生んだ、メシウマという言葉。
それだけ世の中が疲弊しているということでしょうか。
他人の苦しみから、
「ざまぁ見やがれ!!!」という爽快感を得て、
ストレスを発散する世の中。
まぁ、終わってますよね・・・・
実はこの感覚、トレードにも深く関係しています。
他人事を他人事としか思えない人は、
残念ながら億トレーダーにはなれません。
日常生活の中で、
他人の不幸を自分の不幸であるかのように痛みを感じられる人が、
果たしてどれほどいるでしょうか・・・・。
たとえばあなたが株を5銘柄(A~E)保有していたとして、
うち2銘柄(A、B)を手仕舞いするとします。
株Aは利確決済。
株Bは微損撤退。
手元には株C、D、Eの3銘柄だけが残ります。
トレードは常に相対取引なので、
注文が約定するとき、そこには必ず取引相手がいます。
つまり株A、Bは、
あなたが手離すと同時に、
別の誰かが保有することになります。
言ってしまえば、
自分事から他人事へと変化します。
他人事になった瞬間に、
株A、Bの動向には興味・関心が無くなるんですね。
誰でも我が子は可愛いものです。
株A、Bのことなんか忘れて、
株C、D、Eばかりを気にするに違いありません。
「株A、B」は他人事、「株C、D、E」は自分事です。
確かに株A、Bはもう手元に保有していないワケですから、
その後どうなろうと知ったこっちゃないですよね。
自身の評価損益に影響を及びす株C、D、Eのほうが、
ずっとずっとずーーーーーーーーっと大事です。
そんで、
そんな感覚でトレードしている人は、
間違いなく、億り人にはなれません。
もしそんな遣り方で億れた人いたらゴメンナサイ・・・
しかし勝組は常に少数派であることを考えれば明らかです。
誰もが考えつくような、
同じ遣り方をしている限り、億とは無縁。
自分が持っている可愛い株は、自分事。
手元を離れた株は、他人事。
それは誰しもが思うことです。
勝組トレーダーは、これとは全く逆のことをやっています。
つまり、他人事こそ自分事というトレードスタイルです。
株C、D、Eのことなんて気にしていません。
持ってるんですから、世話して当然です。
それよりも大事なのは、手元を離れた株A、B。
もし僕だったら、
決済後、他人事となった株A、Bの動向を追い続けます。
未練が残っているとか、そういう話ではありません。
株Aは利確決済、株Bは微損撤退でしたが、
その判断が間違っていた可能性があるからです。
間違ってはいないにしても、正解ではありません。
よりパーフェクトに近い正解があったに違いないのです。
本当の正解がどこにあったのかを知るため、
そして自分の間違いを反省するために、
他人事となった銘柄を追い続ける必要があります。
株Aはもっと利益を伸ばせていたかもしれませんし、
微損撤退した株Bはプラス決済できていたかもしれません。
自分のとった行動が、
どれだけ間違っていたのか?
またどれだけ正解に近かったのかを、
正確に知る必要があります。
全ては、次のトレードへ繋げるためです。
他人事をこそ自分事として認識できて初めて、
未来の相場で生き残り続けることができます。
相場にあるのは、
入口(エントリー)と出口(イグジット)。
いつ、どれだけの数量で、
どこで入ってどこで出るか、全てが自由です。
大多数のトレーダーは、
出口を出た瞬間に、そのポジションを忘れます。
入口から出口までの間だけで相場が完結するものと思い込んでいるからです。
そして何より、
他人のポジションよりも、自分のポジションのほうが大事だからです。
しかし本当に大事なのは、他人のポジションです。
入り口から入って、出口で終わりではないということ。
出口の、その先があるということです。
手放した株が、その後どういうチャートを描いているのか。
巣立った小鳥が、外界をどう生きているのか。
そこを気に掛ける愛情です。
それができるトレーダーは、
反省と改善が繰り返され、あらゆる相場に順応していきます。
結果、生き残ります。
それができないトレーダーは、
メシウマのおかずにされます。
相場で意識すべきは、
自分のポジションより、他人のポジション。
他人がどう考えているのかが視えれば、
自分が取るべき行動は必然と視えてきます。
相場では、他人事が自分事です。
裁量取引であればまだしも、
これが自動売買になると、尚のこと他人事になりがちです。
自動売買では基本的に、
手仕舞ったポジションの後を追うということはしません。
ポジションを気にしないことこそが、自動売買の利点だからです。
しかしこれはあくまで、EAユーザー側の話。
優秀なEA開発者は、しっかりこれをやっています。
相場には、これが正解というものはありません。
その中で、正解を追い求めながら改良を繰り返しています。
プログラムを書けるトレーダーであれば、
EAも容易に修正できますが、一般トレーダーにとっては至難です。
だからこそ、
パラメーターとして任意設定項目が設けられています。
これによって、ある程度の調整が効きます。
しかしだからこそ、
EAの取扱いをより難しいものにしています。
これについては昨日も触れましたが、
パラメータ―の存在によって、多くのトレーダーが負けます。
そもそもEA開発者は、膨大なデータから解を導いています。
ユーザーの浅い思惑で、チャチャっといじって期待値が上がるとか、
そういうレベルの話ではありません。
一般的には、デフォルト値が最も無難ということです。
多くのEA開発者は、
パラメータ―のデフォルト値をそのように設定しているはずです。
デフォルトはいわゆる、入力初期値ですね。
ユーザーが間違ってとんでもない値を入力してしまわないように、
想定外の誤発注の、事前防止策みたいなものです。
そういう意味で、
初期ロットも0.01Lotsにされているケースが殆どかと思います。
「最も無難」というのは、
決して最高ということではありません。
全ての相場に対して、無難というだけのこと。
最高な設定値は、相場ごとに違います。
海ではビーチサンダルを履きたいし、
雨の日はレインブーツを履きたいところですが、
最も無難な履物といえば、スニーカーということでしょうか。
しかしスニーカーに砂が入ってくるのは嫌ですし、
雨に濡れるのも嫌ですよね・・・・。
決してジャストフィットしない、
フリーサイズのパーカーみたいなもんです。
可もなく不可もなく、
しかし決して最適ではない、それが無難です。
もちろん表に出てこない内部パラメーターも、
全て無難な値に設定されています。
これらはユーザー側で設定変更することはできません。
しかしその一方、
ユーザー側で設定変更できるパラメータ―が備わっていると、
どうしてもアレコレいじってみたくなりますよね?
それが人間というものなので・・・・。
世の中の市販EAはほとんどゴミですけれど、
もちろん中には優秀なものも少なからず実在しています。
が、しかし・・・・・
せっかく優秀であるものを、
自分でアレンジして負けるトレーダーの多いこと多いこと・・・・・。
完璧な絵画に余計な一筆を加えて、
全てを台無しにしてしまう感じでしょうか。
優秀なEA開発者が、
膨大な時間を掛けて、膨大なデータと向き合って、
熟慮の果てに割り出したデフォルト値なんですから、
甘っちょろい打算で下手に設定変更なんかしないほうがいいですよという話。
もし僕だったら、パラメーターなんて怖くて変更できません。
僕の場合は自作EAしか使ってないので、他人事ですけれど・・・。
ちなみに僕のEAにはパラメータ―を殆ど設けていないので、
ユーザーの思惑が入る余地は殆どありません。
あえて、そうしています。
メシウマ動画はたしかに、面白いかもしれません。
しかし相場では、他人事が自分事です。
出口の先の行方を追えるかどうかで、
勝組と負組がハッキリと分かれます。
爆死するトレーダーの絶叫を聞いて楽しむのもいいですけれど、
次は、あなたの番かもしれません。
何事も、明日は我が身。
爆死だけが、我が身ではありません。
億ることもまた、我が身です。
ポジションを手仕舞って、それで終わり。
ではありません。
そこからが探求の始まりです。
少なくとも僕は、
出口の先を意識するようになって、
他人事であった「億」が自分事になりました。
今日も最後までお付き合いくださり、本当にありがとうございます!!
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